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うつ病さんのブログです。闘病生活や、これまでの病気の経過、これからの展望などを綴ります。

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あなたはどっち? うつ病と診断されてほっとする人、さらに具合が悪くなる人

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「うつ病ですね。」

 

お医者さんにそう診断されて、「ほっとした」と感じる人は多いらしいですね。

逆に、「ショックだった」、「よけい具合が悪くなった」と言う人もいます。

 

両極端ですが、それぞれに納得できる理由はあると思います。

今日はそんなお話です。

 

うつ病だと診断されて「ほっとした」人たちの心理

「うつ病」と診断されて、やっと少し眠れるようになった、などという話を聞きます。

私は逆に眠れなくなりましたが、よく聞く話なので、どのような心理でそうなるのか、考えてみました。

 

不調の正体がわかったから

誰でも、未知のものに対する不安ってあります。

それが体調に関することだったら、なおさら不安は大きいでしょう。

眠れない、食欲がない、何に対しても意欲がわかない・・・。

今までと違う自分に戸惑います。

その理由もはっきりせず、五里霧中の状態でいるのは、とても心許ないでしょう。

 

それが、うつ病によるものだとわかったとき、幾分なりとも霧が晴れるような感覚になるのかもしれません。

 

以前、タイのお寺に瞑想修行に行ったとき、一人で個室にいると、見たこともない爬虫類が現れました。

私は声も出ないくらいびっくりして、その夜はとても怖い思いをしました。

翌日、修行者にその話をすると、

「トッケーだね。このお寺にはよく出るんだよ。」

と言われました。

名前を知っただけなのに、私はなんだかその奇妙な生き物があまり怖くなくなりました。

 

名前が付くと、少しその正体がわかったような気分になります。

「トッケー」と名前を知っても、「うつ病」と診断名が付いても、現状が変わるわけではありません。

それでも、心のもやもやは、少しスッキリします。

 

性格や怠けではないとわかったから

がんばれなくなってしまった自分、集中力がなくなった自分、パフォーマンスが落ちた自分。

それを目の当たりにするのはつらいことです。

 

そして、さらにつらいのが、それが、自分の努力が足りないせいだとか、気持ちの緩みだとか、怠けのせいだとか思ってしまうことです。

ただでさえ症状があってつらい中、自分を責めて責めて、苦しんできた方は多いと思います。

 

それが、病気のためなのだとわかったら、人は少しほっとしますよね。

自分の性格や怠けのせいではないと知ることで、自分を責めることからいくらか離れることができます。

 

治療できるものだとわかったから

不調の原因がわからないと、それを治していく方針も立てづらいものです。

ずっとこのままではないのかとさえ思えてきてしまうでしょう。

 

しかし、うつ病だと分かれば、症状は「治療対象」となります。

つらい症状も、いつかは消えていくものだと知ることもできます。

 

うつ病だと診断されてよけい具合が悪くなった人たちの心理

逆に具合が悪くなってしまった人たちもいます。

私はまさにこちらのタイプでした。

そのときは、理由を考える余裕もありませんでしたが、いろいろな心理が考えられると思います。

 

病気だと認めたくなかったから

不調を押してまでがんばってきた人たちは、自分が病気だと認めたくないことも多いでしょう。

治療と向き合うことにも抵抗がある人もいるかもしれません。

周囲の人たちの提言で心療内科や精神科にまで来たものの、心のどこかでは「問題ありません」とお医者さんに太鼓判を押してもらいたかった人もいるかもしれません。

 

そんな人たちが、うつ病だと診断されると、がっかりと気落ちしてしまうでしょうね。

 

うつ病に対するネガティブなイメージがあるから

世間のうつ病に対する理解はだいぶ深まってきたとはいえ、まだまだ「甘えだ」とか「怠けだ」とか「心の弱さだ」などと言う人たちも一定数います。

自身がそういった考えを持っていないとしても、どこかでそんな意見に触れたことのある人たちは、自分がうつ病になったということに対して強い抵抗感を覚えるかもしれません。

 

それゆえに、うつ病と診断されたら、恥ずかしいと思ったり、否認したい気分になったりする人も少なくないでしょう。

 

病気にフォーカスしてしまうから

これまでは、不調を抱えつつも、健康だった部分にも目が行っていたけれど、うつ病と診断されることで、症状にばかり注目してしまう人もいると思います。

グラスにいくらか水が入っている状態を見て、水にフォーカスするのではなく、空いた部分にフォーカスしてしまう感じですね。

 

自分はうつ病だと考えすぎることで、残っている健康な部分が見えなくなってしまうこともありうるでしょう。

 

がんばりの糸が切れたから

心も体もつらい中で、最後の気力を振り絞ってなんとかやってきた人もいるでしょう。

がんばりの糸を、ぎりぎりまで張り詰めさせて。

それが、うつ病と診断されることで、ぷつん、と切れてしまうということも考えられます。

 

私がまさにそんな感じでした。

クリニックに行く前までがんばれていたのに、毎日仕事に取り組めていたのに、休職を余儀なくされてからは全く動けなくなりました。

心と体の悲痛な叫びが、やっと届いた状態なのかもしれません。

 

まとめ

うつ病だと診断されて「ほっとした」人たちの心理は、

  • 不調の正体がわかったから
  • 性格や怠けではないとわかったから
  • 治療できるものだとわかったから

などがある。

 

うつ病だと診断されてよけい具合が悪くなった人たちの心理は、

  • 病気だと認めたくなかったから
  • うつ病に対するネガティブなイメージがあるから
  • 病気にフォーカスしてしまうから
  • がんばりの糸が切れたから

などがある。

 

 

両方の心理が入り組んだ、複雑な気持ちの人たちもいるでしょう。

私は、後者の面が大きかったけれど、体はずっと悲鳴を上げていたので、治療に入れることに「ほっとした」面もあったような気もします。

 

診断後、何か心身に変化があったのなら、それとそっと向き合い、理由を探ってみてください。

主治医の先生とそれについて話してみるのもいいでしょう。

自分の心の傾向を知ることは、治療の一助となるはずです。

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