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転んでもただでは。

うつ病さんのブログです。闘病生活や、これまでの病気の経過、これからの展望などを綴ります。

うつ病さんのイラストブログです。

うつ病が治るまでの3つの過程と、「疾病利得」について

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ドキッとした言葉

今日は、いったん8時に起きたのだけれど、寒さと眠気からまたベッドに潜り込んでしまい、結局起床して行動を開始したのは9時半。昨夜遅くまで起きていたせいかな。まあ、及第点としよう。4日連続でそれなりにちゃんとした人間らしい生活ができている。ちょっと甘いけれど、記録更新。

 

久しぶりに友達とランチをした。美術館のレストランでのイタリアンコース。とても美味しかったのだけれど、友達の発言に、私のフォークを持つ手の動きは止まった。

 

「うつ病で休職してる人って、中には制度を悪用してただ単にサボってるだけの人もいるから、制度自体がどんどん厳しくなってるみたいだね。」

 

え・・・え・・・えーーー!!!

それを、私に言う?! その「制度」とやらを利用中の、私に言うー?! 違うよね?! 私のこと言ってるわけじゃないよねぇぇぇ? あわわわわ~~~!

 

冷静を装って、

「そうだねぇ。本当に苦しんでいる人が利用しにくい制度にならないといいんだけど。」

などとごにょごにょと答えながら、自分を「どうどう」と落ち着かせて考えてみる。いやいや、彼女がそんな嫌みを言うはずがないでしょ。いけない、認知が歪んでいる。うつ病の傾向として、物事を悲観的にとらえる認知の歪みがあるというからなぁ。

 

うつ病が良くなるまでの過程

うつ病の発症から寛解に至る過程は、大きく3つの時期に分けられると聞いたことがある。急性期、回復期、維持(メンテナンス)期だ。

 

急性期

鬱になりたての、一番辛い時期。気持ちがひどく落ち込んで、何もする気力が起きず、不眠、食欲不振、自殺願望なども出る。

私の急性期は、これらの症状にぴったり当てはまった。これまでの人生で、最も辛い経験だった。毎日、毎日、この世から消えてしまいたいと思った。

 

回復期

極めて苦しい時期を乗り越えて、少し動けるようになるのがこの時期。調子の良い日と悪い日の波があり、これを繰り返しながら徐々に良くなっていく。この時期の調子の良い日は、もう良くなったと思い込んで社会復帰を焦りがちになると聞いたことがある。まさに今の私がそうだ。たった数日間、午前中に起きられただけで、もう元の生活に戻れるのではないかと調子に乗った考えをしていた。軽い躁状態かもしれないので、注意が必要だ。これまでも、がんばりすぎて揺り戻しが来たことは何度もある。

 

維持(メンテナンス)期

そして、症状がほとんどなくなって、おおむね元気だった頃のような生活ができるようになる時期がやってくる。この時期も、自己判断で治療をやめてしまわず、半年から1年は継続治療しなければいけないと言われている。

薬が効いて「治った」場合も、通常は半年から1年くらいは服薬治療をすると聞いたときは、「そんなに?!」と驚いたっけ。

 

今の私

お医者さんに言われたわけではないが、今の私は回復期にいると思う。活動できる日もあるし、ぐったりしてしまう日もある。恒常的に落ち込んだ気持ちでいるわけではないが、物事を悲観的にとらえる傾向も抜けていない。

 

以前もブログに書いたが、動けるときは、少し複雑な気分になる。

 

meisou.hateblo.jp

 

外に出るだけの元気はあるくせに働いていないことに、引け目を感じてしまう。ああ~、私の「働かざる者食うべからず」精神は、どこから植え付けられたんだろう? 家事をするのだって立派な労働だと思うし、世の専業主婦の人たちに偏見を持つこともないのに。どうして自分のこととなると、「役立たずで世間様に申し訳ない」と、卑屈になってしまうんだろう。これも鬱の症状だろうか、それとも私はもともとこういう考えの人間なんだろうか。

 

そして、ぐるぐるした考えは、冒頭の友達の発言のところに戻る。

”働きもせず、人と会って外食してる私、なんか、ズルしてない?”

”お給料こそもらってないけど、会社に属してるっていう身分保障してもらって、復職の道も残してるなんて、セコいやつじゃない?”

 

私を惑わせる「疾病利得」という言葉

「疾病利得」という言葉を聞いたことがある。病気になることで得られる利益、メリットのことだ。病気であることで、人から優しくされるとか哀れんでもらえるとか、学校や会社に行かなくて済むとか、休業補償がもらえるとか。これらの「おいしさ」が欲しくて、病気が治るのを拒否する心理になってしまうことがあるのだとか。

 

自分が受けている恩恵、感謝すべき境遇について考えたとき、自分が「疾病利得」を求めているのではないかとふと不安になることがある。

そんなときに言われて、とてもほっとした言葉がある。主治医ではないけれど、多くの患者さんを診てきた専門家の言葉だ。

 

「自分はうつ病なんかじゃなくてサボってるだけなんじゃないかとか、ただの怠け癖なんじゃないか、って悩むのは、たいていうつ病の症状だよ。

逆に、開き直ったように『私はうつ病です!働けません!』って主張する人は、ただのサボりたい人っていうことがよくあるよ。大きな声では言えないけどね。」

 

これが真実なのか、単に落ち込んだ私を慰めるために言ってくれた言葉なのかはわからないけれど、とても安心した記憶がある。

 

”良くなりたい。”

あれこれ考えが頭を巡るけれど、これは、私の確かな心の声だ。客観的に見たら、病気から得られる「メリット」はあるかもしれないけれど、そんなことはどうでもいいくらいに、「治りたい」っていう気持ちは強い。

早く治るために、自分を責める癖があることを自覚しよう。

そして、焦らずゆっくり歩むことが、最終的には治癒への近道なんだと理解しよう。

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